寒さに立向かおう!②

さて、前回は寒さ対策として、服装を工夫してみよう!ということをレポートしました。
とあるテレビ番組でアルミホイルをスリッパに仕込むと保温効果バツグンだよ!との情報があったことをお伝え致しました。そのお話の捕捉なのですが…スリッパにアルミホイルを仕込むことに抵抗がある場合…オフィスではさすがにちょっと抵抗がありますよね…。そんな場合、デスクの足元に設置する方法があります。もちろん、ただ単純にアルミホイルを敷くのではなく、デスクの足元にダンボールとダンボールの間にアルミホイルをサンドイッチして設置します。…するとダンボールの隙間にある空気の層に暖気が循環しやすい状態になり、なかなか暖かいのだそうです。
さて今回は部屋の内装対策です。まず、あなたのお部屋には窓がありますか?窓がある場合、暖房などの暖気が巡回しても、窓で冷やされてしまって足元に辿り着くころには冷気になっているという、なんとも悪循環が起こってしまうので、よく割れ物などを郵送する際のショックを和らげるために使われている「プチプチシート」がありますよね。あれを窓枠にかぶせます。プチプチシートはダイソーで手に入れることができます。しかし、もしもお部屋の窓にカーテンがある場合は、カーテンのレールの上に「プチプチシート」…なければタオルで穴をふさぐように敷き詰めて設置することでもOK!
次に床の方はいかがでしょうか?カーペットの下に先ほどのダンボール+アルミホイル+ダンボールのサンドイッチを設置するのでもOKですが、広範囲に敷き詰めることを考えると、なかなか大変なので、コルクマットを敷き詰めるのもおすすめです。足ざわりも気持ちがよいですし、ベッドやソファで床が傷つくことを防止できたり、アパート暮らしの場合は防音対策にもなります。また暖房の暖気を効率よく循環させるのには扇風機が役に立ちます。扇風機を壁か天井に向けて設置しておけば、よりはやく部屋に暖気を循環させることができます。
しかし、こうした部屋を暖めることでこわい落とし穴があります。みなさんは「ヒートショック現象」というのを聞いたことがありますでしょうか?「ヒートショック現象」というのは、暖かい部屋から廊下などに出た瞬間、ぐっと寒気が襲ってきて、動脈硬化だったり心筋梗塞を引き起こして下手をすると危ないぞ…という現象のようです。特に高齢者の方やご高齢の家族がいらっしゃる場合は、注意が必要です。勿論これはリビングだけの問題ではなく、トイレや浴室など…カンカンに冷えた部屋は考えている以上に危険が潜んでいるのです。日本では入浴中の急死者数が諸外国に比べると比較的高いのだそうです。
リビング対策としては、部屋を暖め過ぎないということが一理あります。つまり薄着になってしまうほど、部屋を暖めた場合、不用意に外に出ることはかなり危険なんですね。お部屋の中であったとしても、暖かい恰好(保温性の高いセーターやカーディガン、フリースなど)を装備しておきます。また、そうすることで電気代も省エネにすることができます。
次にトイレですが、必ず便座カバーをつけます。可能ならば暖房器具が設置できれば一番なのですが、床にマットを敷いたり、壁にプチプチシートを貼ることも有効です。
お風呂の場合はお風呂に入るまえにシャワーなどでお湯を床一面に巻いたりすると、浴室内を一気に暖めることができます。またお湯の温度も38~40度ぐらいが望ましいです。
それぐらいのお湯にゆっくり浸かって体の芯まで暖めるようにすれば免疫効果を高めることにも繋がるそうです。また寝室の床に入るときも要注意です。さすがに床に入る時は薄着になることが多いだろうと思われます。布団の中は氷のように冷たくなっていて危険なので、湯たんぽを設置したり、寝室を暖房で暖めておくのが安心ですね。